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資産運用

賃貸・持ち家論争に惑わされない。何に価値を感じるか。

資産運用

賃貸がいいのか持ち家がいいのか。
持ち家を検討している人の悩みですね。
不動産販売の会社は持ち家を推す記事、賃貸不動産の仲介会社は賃貸を推す記事を書いています。
ちまたでは決着のつかない論争が行われています。
金融リテラシーの高い人はおおむね賃貸派のようです。
しかし、何に価値を感じるかという観点で気持ちを整理してみてはどうでしょうか。

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結論

金銭面で損得を考えるのか、心の満足度を重視するのかをよく考えましょう。

賃貸・持ち家論争

賃貸がいいのか、持ち家がいいのか。
ずっと論争が続いていますが決着はついていないですよね。
賃貸仲介サイトでは賃貸のメリットを、不動産販売の会社では持ち家のメリットを中心に話しています。
ホリエモンなど先進的な生き方をしている人や、金融リテラシーの高い人はおおむね賃貸派のようです。

世間ではなんとなく持ち家派が劣勢の様にも感じます。
しかし、将来・老後の安心のために持ち家を諦められない人は多いのではないでしょうか。

賃貸・持ち家論争の多くは金銭面に注目して論争をしてます。
しかし、金銭面だけの損得以外で考えてみるのはどうでしょうか。

賃貸派の意見

賃貸派の人が賃貸を推す理由を整理してみましょう。

・資産してプラスにならない
持ち家を資産として考えたときに、購入価格より高く売れるかという見方をします。
日本の不動産は年々値下がりします。
購入時より高く売れる不動産はまれで、資産としては価値が低いと評価されています。

・住み替えの足かせになる
情勢や仕事に合わせて転居をする可能性を考えると、持ち家が足かせになります。
たとえば、コロナ禍で郊外の広い家の人気が高まりました。
持ち家があるとこのような情勢に素早く対応できません。

持ち家派の意見

・生涯の支払い金額が少ない
生涯の支払い金額は賃貸より少なくなる。
賃貸においても不動産の取得価格、維持費は同じようにかかります。
そこに大家の利益が乗る分、賃貸が割高になります。

・老後の安心
賃貸の場合、生涯家賃を払い続けることになりますが、持ち家の場合ローンを完済すれば出費を抑えることができます。
また、年をとると賃貸契約しにくくなることを心配しています。

争点がずれているので決着しない

賃貸派と持ち家派の主な意見は先述した通りです。
この論争がなかなか決着しないのは価値を求める点がずれているからです。

・資産としての争点
賃貸派は売却することを前提にしていますが、持ち家派は売却を考えて価値を見ていません。

・住み替えの争点
賃貸派は住み替えの可能性を考えていますが、持ち家派は永住を前提にしています。

・生涯の支払い額の論争
持ち家派は永住を前提にしていますが、賃貸派は住み替えがある前提で売却時の値下がりを含めて考えています。

・老後の安心
この点は持ち家派に軍配があります。
ただ、賃貸派は老後に向けた資産形成を前提にしているので問題視していません。

このように、賃貸派と持ち家派で異なるライフスタイルを考えているので争点がかみ合わないのです。
この論争が決着することはありません。
自分に合うライフスタイルを想定してどちらが良いかを選択する必要がありますね。

持ち家を資産と考えない価値観

ここからは、持ち家を後押しする考え方を述べます。
持ち家を資産と考えた場合には賃貸派が優勢となりますが、不動産を資産と考えず消費と考えることを提案します。
持ち家を生涯にわたり売却するつもりがないのであれば、満足感、幸福感を得るための消費と考えることをお勧めします。
金銭面の損か得かではなく、終の棲家を手に入れるという満足感を重視するのです。
私は資産形成を積極的に行っていますが、持ち家を資産として組み込んでいません。
満足のための消費だと割り切っています。

まとめ

賃貸か持ち家かの論争は、持ち家を資産と考えるか消費と考えるかで判断してはどうでしょうか。
変化が激しい現代で持ち家のような固定資産を持つことはリスクが高いと考えられています。
持ち家の方が生涯の支出額が高くなるリスクが高いという事です。
もちろん、生涯同じ場所に住み続けられるなら持ち家が安いでしょうね。
しかし、予測がしにくいので金銭面での損得は考えない価値観を提案します。
持ち家を満足感・幸福感の消費と考えるのもひとつです。

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