確定拠出年金、iDeCoなど積立投資にはリバランスという仕組みがあります。
保有商品量のバランスを組み替えることができる制度ですね。
あらかじめ決めたポートフォリオから乖離が出た場合に行うべきといわれています。
しかし、それが今なのか、まだ先なのか慣れないと判断しずらいですよね。
一般的なリバランスのタイミングと、私のやり方をお話したいと思います。
結論
一般的には主に2つのリバランスタイミングがあります。
・投資割合から〇%乖離した場合
・年に1回とか定期的に行う。
私の場合はこれに加えて
・相場が大きく動いたとき
リバランスとは何か
まずは、リバランスとは何か。
積立投資ではリスク下げるために投資した商品の割合を一定に保つことが良しとされています。
例えば、株式に50%、債権に50%の割合で月々の積み立てをしているとします。
相場に大きな変動がなければ、保有商品も株式50%、債権50%のまま推移します。
コロナショック後の株高で株価が値上がりし、保有商品の割合が株式:債権=70:50になったとします。
この時、株式をある程度売却して債権に買い替えをして保有割合を50:50にバランスを戻すことを言います。
これは含み益が出ている時にも含み損が出ている時にも行います。
含み益が出ている場合は、価格変動の少なかった商品へ資金を逃がして利益を確定しておく目的があります。
もしくは、値下がりした割安商品を購入して値上がりを狙います。
含み損が出ていた場合も同じような話ですが。
ぐんと値下がりした商品を購入して値上がりをしたときにの利益を狙う目的があります。
目的はリスクを抑える目的で、大きな価格変動(値上がり、値下がり)を避けて手堅い資産形成を行うためです。
リバランスに意味がない場合もある
これまでの説明を聞いたときに、積立商品が1本しかなかったり、同じような値動きをする商品ばかりに投資をしているとリバランスをする意味がないことに気づくでしょう。
そのとおりです。
同じような商品でも全く同じ値動きをするわけではないのでリバランスをする意味はあるのですが、あまり必要なタイミングはなさそうですね。
どんな商品に分散すればリバランスの効果が出てくるのかは別の記事にしたいと思います。
一般的なリバランスのタイミング
一般的にはリバランスは次のタイミングで行うように言われています。
・毎月の積立割合から乖離が出てきたとき
毎月の積立割合が株式50%、債権50%だった場合に、保有商品が株式70%に増えてしまい〇%以上乖離してしまった場合です。
何%ずれたらリバランスするかは好きなように決めてください。
可能であればなるべく細かくリバランスをするとよいでしょう。
ただ、面倒なので10%とか20%とか決めておきます。
手間だけの問題なのでお好きな様にしてください。
と、いう感じなのですが、私の感覚では最大でも15%ぐらいの乖離でリバランスしたいですね。
・毎年1回とか期間を決めてる
乖離の割合でリバランスをする場合は、月に数回の価格チェックが必要になります。
これが面倒だという場合は年に1回とか半年に1回の決めた時期に行います。
こういったことがおっくな人でも最低半年に1回はチェックしてほしいです。
私の意見としては月に2回程度は価格チェックをして、リバランスのタイミングを逃さないようにしてほしいと思います。
私のリバランスタイミング
私は積立割合の乖離を見てリバランスを基本のスタイルとしています。
これに加えて、株式相場の変動もチェックしています。
株式相場が変動すれば乖離が出るので似たような話ですけどね。
相場が大きく動いている時は、保有商品の価格チェックを数日おきに行うようにします。
リバランスのタイミングを逃さないことが一番の目的です。
もう一つは、割安な商品に資産を移して、値上がりを狙っていきます。
株式50%、債権50%の割合を基本としていた場合、以上に株価が値上がりした場合、株式45%、債権55%などとバランスを変えることがあります。
これは、株式がこの先値下がりするだろうと考えて、資産を逃がしておく目的です。
ただし、10%以上バランスを変更することはありません。
積立投資でせっかくリスクを低く取っているのに、やりすぎると積立投資のメリットがなくなりますからね。
まとめ
一般的には、ポートフォリオから一定の乖離が出た場合に行うか、半年に1回、年に1回などと定期で行います。
私の場合は、相場が大きく動いた場合は、この次の相場の動きを予測してポートフォリオのバランスを変更することも行っています。
しかし、やりすぎると積立投資のメリットがなくなるので最大で10%以内のポートフォリオ変更と考えています。
実際には5%程度の変更しかしたことがありません。
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