2022年商品の値上げラッシュです。
どうしてこんなに値上げが続いているのでしょう?
人口増加で需要が増えて、世界的に価格が上がっている?
世界情勢により供給が不足している?
円安の影響?
それも一つかもしれません。
今回は日本の経済成長に着目してみます。
日本以外は成長している
日本を除く世界の国々は経済成長を続けています。
成長をするという事は、所得が増える、物価が上がるという事になります。
世界の国々では給料が上がり物価上昇が続いています。
この物価上昇は経済成長にともなう自然な物価上昇と言えます。
一方、日本は30年間経済が低迷しているといわれています。
その間、所得が上がっていません。
日本の所得は上がらないけど、世界の物価は上がっているのです。
日本の経済成長は30年低迷
日本の実質GDP成長率は約30年間、世界の平均を下回っています。
GDPが何かはGoogleで検索するとたくさん出てくるのでご確認ください。
簡単に言うと、経済規模のことです。
GDP成長率は前年比でどれくらい経済規模が大きくなっているかを表しています。
このグラフには日本、世界平均、アメリカの成長率を表示しています。
緑色:日本
橙色:世界平均
紫色:アメリカ
1991年以降、日本はずっと世界の平均を下回っています。
2021年を見ると、
日本:1.6%
世界:6.1%
アメリカ:5.7%
日本も若干の成長はしているものの、世界平均よりずいぶん低いです。
2021年の数字を見ると世界と日本で4.5%もの成長率差があります。
たかが4.5%と思うかもしれません。
これは前年からの成長率なので、ほんの数%でも30年も積み重なると、数十%もしくは数百%にも相当します。
日本で30年間所得があがらい間に、世界の平均は所得が2倍以上に増えているかもしれません。
例えば、30年前は年収500万で生活していたけど、今は平均1000万円の年収になっているという事です。
これに対して、日本人は30年前の500万円の年収で買い物をしなければいけないのです。
かつては経済大国といわれた日本ですが、世界平均にだいぶ差を詰められているでしょう。
もしくは抜かれて差が開いているかもしれません。
これからも値上げは続く
値上げの原因はいろいろあるでしょう。
社会情勢、天候、人口増加等は世界中の人々に平等にのしかかるリスクです。
しかし、日本にだけのしかかる問題が経済成長です。
世界の経済は成長を続けています。
経済が成長するという事は、インフレが進んでいくと言えます。
世界の経済成長スピードについていけない日本は、世界のインフレについていけません。
このままでは、だんだんと海外製品は高くて買えない日本になります。
発展途上国と同じです。
早く日本が立ち直ることを祈りましょうかね(笑
対策は別の機会に話します。
誰でもできる方法としては海外への投資と考えます。
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