ノーベル賞を最も多く受賞しているユダヤ人。
経済的な成功者も多いユダヤ人。
とても優秀な民族といわれています。
その理由は、タルムードを幼少期から聞かされているからといわれています。
今回は、タルムードを日本人向けに解説した1冊を紹介します。
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タルムードとは
ユダヤ教の聖典とされています。
タルムードに多くの小話が書かれており、戒めや教訓が盛り込まれています。
幼少期から心に刻み込まれ、行動の指針となています。
これが優秀な人材を生み出す理由とされています。
子どもに幼少期から聞かせることで、物事の考え方を合理的な方向へ持っていく訓練がされると思います。
日本の昔話にも戒めや教訓が盛り込まれていますが、感情的、倫理的に正しいことを述べていることが多いでしょう。
合理的な考え方が含まれているかが違うところかなと思います。
このようなタルムードを日本人向けに翻訳、解説したのがこの1冊です。
小話が何を伝えようとしているのか、どのように子供に話すかを解説しているので子供への読み聞かせに使いやすいです。
ただ、日本人向けの解説のため、日本人の行動を戒める書き方をしています。
これを不快に感じる人もいるようです。
私は客観的な事実を書かれていると思っています。
リスクの取り方の教訓
リスクの取り方の解説例を挙げてみます。
リスクの取り方の教訓を子供になじみやすいように、「キツネ」という動物の行動で解説しています。
キツネは柵に囲まれたブドウ畑を見つけました。
柵に入ってブドウをおなか一杯食べました。
すると、おなかが膨れて柵から出られなくなりました。
このまま畑にとどまると人間に見つかって殺されるかもしれません。
あなたがキツネならどうしますか?
というような話が書かれています。
お金を見せびらかすと狙われるという教訓
お金を人に見せびらかすと、狙われてろくなことにならないよ。
という教訓を「スズメ」のお話で解説しています。
細かいところは省略します。
スズメ達が王様を助けました。
王様は、スズメに褒美として「なんでも与える」といいました。
スズメは王様の様に金の冠をつけたら誇らしいと思い、「仲間全員に金の冠をください」と言いました。
王様は「あまりいい考えではない」と忠告しましたが、スズメは金の冠をもらい、それを付けて飛び回りました。
すると、金の冠を狙ってスズメが狩られるようになりました。
ついに5羽まで減ったスズメは冠を手放して、元の生活に戻りました。
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