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資産運用 雑談

財務省は全否定MMT(現代貨幣理論)とは。超簡単に説明

資産運用

MMT(現代貨幣理論)をご存じでしょうか。

それを、超簡単に説明してみます。

財務省はこの理論を全否定しているようですが、決定的な欠陥は見つかっておらず世間では「もっともらしい」といわれています。


私はこの理論が一般化するとインフレが起こることを懸念しています。
貯蓄、運用をしている人にとってとても重大なことです。
この理論が一般化するか注視していきたいと思います。

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MMT(現代貨幣理論)とは

MMT(現代貨幣理論)はModern Monetary Theory, Modern Money Theoryの頭文字でMMTだそうです。

自国で通貨を発行している国はインフレ率だけを気にしてお金を発行すればよい。
という考え方です。
ちょっとわかりにくいですかね。

こういう言い方に替えるとどうでしょうか。
・国は国債を発行ししても日銀に引き取らせれば永遠に破産しない。
・日銀はひたすらお金を印刷すれば底は無い
 (国債を償還は不要、償還した分あらたに国債を引き受ければ良い)
・大量にお金が流通するとインフレになるため、インフレ率をみながら国債を発行する
という理屈だそうです。

国債発行し放題

さらに言い方を変えると
国債の発行はいくらやっても財政破綻することは無い。
ハイパーインフレしない程度に国債を調整すればよい。
と言う事になります。

この理論に従うと、国はいくら国債を発行しても中央銀行(日銀)に引き受けさせれば無限に発行できるという事を言っています。
ただし、お金を発行し続けるという事はインフレが起きるという事になります。
無限とは言ってもインフレ率を制御しながら発行しなければならないので、実際には無限に発行することはできません。
このインフレ率の制御に失敗したのがジンバブエですね。

財務省は全否定

この理論が正しいとすると、財政赤字とか、その借金は国民一人当たりの〇〇万円の負担になるという話は全く無意味になります。
財務省が支出の引き締めを唱えているのが間違いになってしまいますね。
認めるわけにいかないというか。

これを認めると、税金って必要ないのでは?
という話にもつながってきます。
そのとおりです、お金発行し放題ですからね。

税金は必要ないのか?

MMTについて、小学生だか中学生だかが質問したそうです。
「いくらでもお金を刷れるなら、税金は不要では?」
答えは次の通りです。
「インフレをコントロールするため、流通しすぎたお金を回収する仕組み」だそうです。
お金を大量に刷っているときは、それを回収するためのパイプも太く(増税)用意をしておかないとハイパーインフレが起きると大変な事になる。
国債発行が増えるほど回収する手段を増やしておかなければならないのです。
つまり、増税ですね。

結局、ばらまいた分は回収しなければならないようです。

なぜ、インフレになっていないのか

日本では毎年大量の国債が発行されていますが、なぜインフレが起きていないのでしょうか。
貨幣理論に従うと、お金の発行量が増えればインフレが起こるはずです。

理由は、世界中の国でお金が発行されているため、相対的に日本円の量が増えていないから。
だそうです。

まとめ

今のところ、この理論に欠陥があることは誰も証明できていないそうです。
「なんか、正しそうだな」というわけです。

私はこの理論が一般に認知されるのは危険だと思っています。
お金の発行量にかかわらずお金の価値を低く見てしまうようになりそうです。
つまり、お金の価値が下がる。
資産運用をしている人にはとても重要なことですね。

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