尿路結石になりました。
”なりました”ってのも変な言い方ですね。
激痛で病院に行ったら診断されました。
実際になった方の声が少なかったので、どれくらい痛いのか、どんな経緯をたどるのかお話ししようと思います。
はじめに
尿路結石とは
尿路結石というのは腎臓から膀胱につながる管に、石が詰まって痛くなる症状です。
石がある場所によって腎臓結石とか膀胱結石とか尿道結石とかいうらしいです。
とにかく痛みが大変です。
正しく知りたい方はググってみてください。
痛さのレベルの表現
このあと、どれくらい痛いのかを3段階で表現することにします。
・大波
最高潮の痛さ。
身動きがとれくなり、姿勢を変えるのも苦しい。
声を出すのも厳しくて、「痛いですか?」と問いかけられると「うるせー、だまれ」と言いたくなるレベル。
背中を撫でようとする人に「オレに触るんじゃねー」と言いたくなる。
でも、痛くて返事できない。
・中波
かなり痛いけど、頑張って歩けるレベル。
バットで脇腹を殴打されたぐらいの痛さ。
何とか会話ができるけど、オンライン会議は難しい。
・小波
普通の痛さ。
お腹を壊して痛いレベル。
前兆
事の始まりは、診断を受ける5か月前でした。
2023年10月ごろ、夜中に急に脇腹が痛くなりました。
大波、中波、小波を2,3分ごとに繰り返し、30分ぐらいでおさまりました。
この時はすぐに治まったので、病院に行くことなくやり過ごしました。
今思えばこの時が始まりだったのでしょうね。
それから5か月ほどして・・・
2024年3月13日の夜。
久しぶりに脇腹が痛くなりました。
大波、中波が1,2分周期で1時間ほど続き、その日はおさまりました。
さすがに、2回目で1時間も続いたので翌日病院へ行くことにしました。
診断
症状をネットで調べると、おそらく「尿路結石」だろうと思いました。
その場合、「泌尿器科」を受信することになります。
とはいえ、本当に結石なのかわからないので総合病院へ行くことにしました。
病院の受付に行くと、軽く問診をされました。
「泌尿器科かな?」「内科かな?」「外科かも?」と、なにやら困惑した様子。
どうやら、結石ではない可能性が・・・。
とても不安になりました。
とりあえず複数の科を受診することになりました。
結局、一番初めに受診した泌尿器科で”尿路結石”が確定しました。
検査の内容は、レントゲン、CT、尿検査、血液検査でした。
この時は、2週間ほど薬を飲んで排出を促すことにしました。
翌日朝7時ごろ中波襲来。
座薬を投入して鎮静化。
(人生初の座薬体験。入れるの怖かった・・・)
診断後
その後、痛みが来ることもなく薬を飲んで2週間がたちました。
さらに1週間後の4月4日に再診察を受けました。
この時はレントゲンをとり、石の位置を確認。
ほぼ、動いておらず。
破砕手術を受けるか、もう2週間薬を続けるか聞かれ、
「様子見で」
と即答。
もう2週間、薬を飲むことにしました。
結局、2週間後の4月18日に診察を受け、4月22日破砕手術を受けることになりました。
体外衝撃波結石破砕術
この手術は、体の外から衝撃を与え、尿路の石を砕くというものです。
手術費は3割負担で7万円かかります。
1回では結果が出ないこともあり、複数回実施することもあるようです。
ネット情報によると平均2回実施するとか。
100分の1の確率で3回やっても石が排出されず、他の手術に移行するそうです。
500分の1の確率で、腎臓にひびが入り2週間から1か月の入院を余儀なくされるそうです。(こわい)
詳しくはわかりませんが、私の理解ではこんな感じの手術です。
ベッドに横になっていると、下から叩かれます。
音は「カン、カン」と金属をたたくような音がします。
体の表面にはゴムを弾いたような「ピシ」っとした痛みが来ます。
輪ゴムを弾くぐらいのつよさなので、そんなに痛くないです。
慣れるまでは、「あっ」って声が出そうです。
体の中に伝わる衝撃は、軽めのハンマーでポンポン叩かれる感じです。
衝撃の位置が移動してくるのですが、背骨とか骨の近くになると、結構「ズキン」ときます。
背骨を打ったときというのか、腰痛の痛さというのか。
結構つらい。
これが約1時間続き、4000発の衝撃に耐えます。
背骨に近づくと辛いですけど、慣れると眠くなってきます。
数分ごとに、つらい部位に衝撃が来るので寝ることはできないですけどね。
私の場合はノンストップで4000発撃ち終わりましたが、辛かったら途中休憩もしてもらえるようです。
術後
術後はまず、腰が痛いです。
腰痛です。
腰を打った感じです。
そして血尿が出ます。
血尿も1回だけで、以降はきれいなな黄色に戻ったように見えました。
それ以外の症状は特になしです。
手術自体は日帰りなので帰宅します。
血尿もあるという事で抗生剤が処方されました。
先生によると、「ちょっと欠けたかな」って感じらしいです。
まじかー、こりゃ2回目やることになるのかー。
また7万かー。
とちょっとテンション下がって帰宅しました。
帰宅後、しばらく何もなかったのですが・・・
夜8時ごろ・・・
中波襲来
そしてロキソニンを服用。
おさまらず、大波も襲来。
1時間してもおさまらず、座薬を投入。
それもおさまらず、小波、中波、大波の繰り返し。
襲来から2時間して鎮静化。
これだけではおさまらず、
午前4時ごろ、波が襲来。
ロキソニン服用。
おさまらず、午前6時に座薬を投入。
その後もおさまらず、午前9時に病院へ駆け込む。
レントゲン、エコー、尿検査を実施。
尿はかなりの茶色。
血尿です。
結果、膀胱の入り口まで石が落ちてきているとのこと。
先生によると、「長くても1日ぐらいで膀胱に石が落ちるから、頑張り時。石が膀胱に落ちたら痛みがスッと引く。」とのことです。
あと1日もこの痛みが続くのかーーー。
結局、この日は午後4時ごろまで、小~大波に襲われ続けました。
4時以降おさまったわけではなく、常時小波状態。
この時、座薬を多用してたわけですが、薬の副作用が胃に来ました。
胃が痛い&ムカムカ感で食欲ゼロ状態。
ダイエットするならこのタイミングです。
小波の状態で翌日4月24日を迎えました。
午前10時中波襲来。
「もう1日以上たってますけど!まだ痛いんですけど。」
と思いつつ。
この時は座薬で鎮静化。
そして、夜7時ごろ突如の大波襲来。
しかし、10分ぐらいの大波1発でおさまり、すっと痛みがなくなりました。
これが、膀胱に落ちた瞬間のような気がしました。
排出
痛みが治まって2,3時間経った頃。
尿道のあたりがチクチクするような感触。
その後、トイレに行って放尿。
「いたっ」って感覚とともに、何か褐色の物が出てきました。
3mmにも満たないような、耳垢のような薄い物が。
きっと、これが石というやつです。
もっと塊のようなものを想像していました。
大きさも、先生は5mmぐらいって言ってましたけど・・・
なんて小さいのでしょう。
こんな小さなものに苦しめられていたとは・・・。
その後、痛みに襲われることはなく。
術後1週間目の診察。
術後診察
レントゲンでは無事に石が消えていました。
排出されたようです。
これで今回の件は決着です。
ただ、腎臓に小さな石がまだある様で。
1年後に経過監査という事になりました。
おわり
とにかく、痛かったです。
これまでの人生で最大の痛みでした。
(骨折とか大けがした記憶が無いので、そんなに痛い思いをしたことないんですけどね)
ただ、この痛みで死ぬことないし。
何かが悪化するものではないので、安心して痛みに耐えることができます。
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