子どもが生まれると、将来の学費の心配が出てきます。
大学に通った場合、450~700万円必要といわれています。
ざっくり1年あたり110~180万円になります。
この支出に備えて貯蓄、学資保険を考えるでしょう。
どのようにこの支出に備えるのがよいのか解説します。
結論
積立投資と掛け捨て生命保険の組み合わせで作るのがよいと考えます。
学資保険とは
まず、学資保険の特徴について触れておきます。
主な目的は子供の大学進学に備えて学費を積み立てていく保険商品です。
保険としての要素は、契約者が死亡した場合に積み立ての支払いを免除されるというのが主な内容です。
返戻率は105%前後です。
100万円の支払いをすると、105万円の支払いがあるという事です。
では、学資保険はお得なのかを分析していきますが、わかりやすくするためにモデルケースを設定します。
計算しやすくするために数値はきりのいいところに設定します。
必要な学費は500万円
積立期間を15年
返戻率を105%
とします。
学資保険の積み立てプラン
このモデルケースでは返戻率が105%なので15年間で477万円の支払いをすれば500万円を受領できることになります。
これを年割、月割りにしていくと、
年間32万円の支払い
毎月2万7千円支払えばいいことになります。
15年で500万円を貯めるためには毎月2.7万円も貯めないといけないんですね。
子ども学費だけでこれだけの貯金をするのは大きな負担ですね。
代わりのプランは積立投資+掛け捨て生命保険
この負担を少しでも軽減する方法があるといいですね。
そこで、積立投資と掛け捨て生命保険の組み合わせがよいと考えます。
積立投資では何に投資するかもよりますが株式への投資の場合、平均年利5%といわれています。
毎年5%の利子が付くイメージです。
この場合、15年後に500万円の資産を作るためには
15年間で330万円の積立
年間22万円の積立
毎月1万9千円の積立で実現することができます。
ただし、これには学資保険にある万が一の保証がありません。
学資保険では万が一の時、以降の支払い免除というのが一般的です。
これを補うために掛け捨ての生命保険を使うことにします。
万が一の時、330万円が支払われる保険があればいいのです。
が、そんなピンポイントな保険が見つからなかったので500万円の保証としたときに月額700円ぐらいからありそうですね。
積立投資+掛け捨て生命保険で組んだ場合、月2万円で同等のプランが作れることになります。
投資の場合はどうしても元本割れという可能性を考えなければなりません。
しかし、10年以上積立投資をした場合は元本割れの可能性はほとんどないといわれています。
この話はまた別の回でしますね
まとめ
学資保険より積立投資+掛け捨て生命保険を利用する方が支払額を抑えて同じ保証プランを組むことが可能です。
学資保険では毎月2万7千を15年支払うところ、
積立投資+生命保険では毎月2万円に抑えることが可能です。
投資を行うので多少の知識と元本保証ではないリスクをとる必要がありますが、誰にでもできる現実的なプランです。
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