日本のシステム開発でうまくいかないアジャイル開発。
なぜ、うまくいかないのか?
その原因は、たった一つの質問に集約されることに気づきました。
私のシステム開発経験からお話します。
どんなシステムを作りたいか明確に決まっていますか?
一番重要なことは、
「どんなシステムを作りたいかはっきりしているか。」
と考えます。
アジャイルは不確実な事があることを前提にするので、はっきりしている必要はない。
というのは、誤解していると考えます。
PoC概念検証の目的は?
作るものは明確だけど、要求をみたすかを検証する
「こんなものを作りたい」
「でも、ニーズに合っているか自信がない」
という場合に、段階的リリースをしながら軌道修正をしていくべきです。
「課題はあるけど、何を作ったらいいかわからない」
「作りながら、仕様を考えていこう」
という考えで使うべきではありません。
最適なチームを作れる
「こんなものを作りたい」
という思いがあれば、実現に向けて最適なチームを作ることができます。
逆に作りたいものが不明確なら、最適なスキルセットを考えることができません。
また、要求の検討が遅れたり、開発規模が想定以上に大きくなったりしたことを開発者の増員でカバーしようと考えるケースが多くなります。
アジャイルは、大量生産、大人数、メンバ変更に不向きなプロセスです。
作りたいものが明確なら、一気に作ろう
初版のリリースまでは多少の時間がかかります。
1スプリントでリリースができることは少ないでしょう。
まず、何かを作り上げるならウォーターフォールの方が効率が良いのです。
初版リリースまでは検証作業は必要ありません。
というか、出来ません。
ならば、要求と仕様を明確にしてウォーターフォールで作り上げるべきとかんがえます。
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