プログラムでは初期化処理を忘れてはいいけません。
とりわけスクラッチで初期化処理をしておかないと、誤作動の原因になります。
今回はとても大切な初期化処理を解説します。
初期化処理とは
聞きなれない言葉ですね。
言葉の意味は分かりそうですが、プログラムで初期化処理とはどんな処理でしょう。
短く言うと、
変数を使う前に、初期値を入れておくこと
です。
プログラムの開始時にプログラム中で使う変数に値を入れておきます。
このようなイメージです。
変数に0を入れたり、中身を消したりしています。
初期化はなぜ必要か
初期化処理はなぜ必要なのでしょうか?
プログラムの誤作動を防ぐために必要です。
プログラムを作っている時に経験したかもしれません。
実行と停止を繰り返していると、前回実行した時に登録した変数の値が残っていることはなかったでしょうか。
この、残った値が誤作動の原因になることがあります。
想定していなかった値が入っていることで、プログラムが誤作動することがあります。
本当に初期化処理は必要でしょうか?
変数の使い方を考えると、まず何かの値を登録してから使います。
はじめ、変数には何も値が入っていませんから、いきなり変数から値を取り出そうとする人はいないでしょう。
そのため、あえて初期化処理をしていなくても問題は起きません。
しかしリスト変数の場合は事情が違います。
リストの場合は「追加」という機能があります。
これは、現在の値を残したまま、後ろに新しい値を追加していきます。
そのため、前回実行した時の値が残っていると、そこに新たな値を追加することになります。
必ず、リストを削除する処理を始めに行っておかなければなりません。
初期化処理は何をしたらいい?
初期化処理とは何をしたらいいのでしょうか?
基本的な考え方は変数に入っている値を消すことです。
リストの場合は削除機能があるので使いましょう。
普通の変数には「削除」の機能がありません。
では、どうしたらいいのでしょうか。
なんでもいいので、自分で決めた値を入れましょう。
一般的にはどんな値にするといいでしょうか。
プログラミングに慣れた人はNULL(ヌル)という値を登録するのですが、スクラッチにはありません。
スクラッチでは0(ゼロ)をセットしておくことをお勧めします。
コメント
こんにちは! ブログランキングから来ました。
ちょっと難しかったですが、勉強になりました。
また訪問させていただきます。
訪問ありがとうございます。
わかりやすく説明できるように頑張るのでよろしくお願いします。